人と異形が血で血を洗った数百年の昔――――から、時は移って現代。人と異形の共存のため、害をなす人外の者を人知れず退治・封印する使命に生きる者たちがいる。若いながらも妖怪退治屋として活躍をする三人―隼人、千尋、すずな。廃校を根城にしていた妖魔を、千尋の本気なんだか遊びなんだかわからないがとにかく強烈なドロップキックはいとも簡単に粉砕した。力を失っていく忌まわしい触手ども。だが、それが妖魔を滅したわけでないことと気付くには、三人はまだ若すぎたのかもしれない…。